■食叶草とは

食叶草は、栄養豊富なタデ科植物で、学名は酸模（サンモ）、別名プロテイン草とも呼ばれています。

食叶草は、高タンパク・高繊維に加え、多様なビタミンやミネラルを含んでいます。

食叶草の食用部分は茎と葉で、和え物、炒め物、ジュースとして利用できます。

食叶草は、抗酸化作用や血糖値・血中脂質調整などの健康効果が期待できる食品です。

■５大栄養素

1.タンパク質

食叶草のタンパク質含有量は非常に高く、アミノ酸の種類も豊富です。

食叶草のタンパク質含有量は40％以上に達し、小麦のタンパク質含有量の3.08倍です。

畑のお肉と言われている大豆（35％）よりもはるかに大きい食品です。

また、食叶草のアミノ酸総量は35.4％に達し、8種類の人体必須アミノ酸を含みます。

食叶草のタンパク質とアミノ酸を摂取することにより、新陳代謝の調節や人体免疫力の強化に重要な役割を果たすと期待されています。

2.ミネラル

食叶草100gあたりカリウム2805mg.カルシウム683mg.マグネシウム456mg.鉄37.5mg.亜鉛35mg .セレン0.1mgを含み、

さらに豊富なナトリウム、リン、マンガンなどのミネラル元素を含有します。

アマランサス100gあたりのカルシウム含有量は約178mg.鉄含有量は約2.9mg。

ほうれん草100gあたりカリウム約311mg.マグネシウム約58mg。

それぞれ比較すると、食叶草はミネラル種類が比較的豊富で、含有量もアマランサスやほうれん草を大きく上回っていることがわかります。

3.ビタミン

食叶草は、ビタミンが豊富で100gあたり、ビタミンCは約608mg.ビタミンB1は約0.112mg.ビタミンEは約0.983mg.ビタミンB2は約0.053mg

含まれています。したがって、必要なビタミン類はほぼ摂取可能と言えます。

4.生物活性物質

フェノール類、フラボノイド類は食叶草の重要な活性成分であり、抗酸化活性と血糖降下活性と密接に関連している。

測定によると、食叶草の総フェノール、総フラボノイド含有量はそれぞれ11.35mgGAE/g.3.56mgRE/gです。

さらに、食叶草にはカロテン、クロロフィル、スーパーオキシドディスムターゼ（SOD）などの物質も含まれている。

5.食物繊維

食叶草の食物繊維含有量は25.6g/100gに達し、食物繊維は胃腸の蠕動運動を促進します。このことは大腸癌を予防することにもつながります。

また、食物繊維は脂肪に作用し、効果的に脂肪を分解して胃腸の消化を促進し肥満予防にも役立つと期待されています。